近年、SNS型投資・ロマンス詐欺や架空料金請求などの特殊詐欺等による被害が極めて深刻な状況となっております。これらには、匿名・流動型犯罪グループ(いわゆる「トクリュウ」)が深く関与しており、その資金移動(マネー・ローンダリング)の手段として、暗号資産や預貯金口座などの金融サービスが悪用されています。
また、令和8年の法改正により、報酬目的で犯罪資金の送金・移動を行う行為(いわゆる「送金バイト」)は、新たに刑事罰の対象となり、厳しく処罰されます。
■ 暗号資産に関連する主な詐欺手口
以下は実際に多発している代表的な手口です。
● SNS型投資詐欺
・ SNS・メッセージアプリで接触し、投資を勧誘
・ 「確実に利益が出る」「特別な情報」と称して送金を要求
● ロマンス詐欺
・ 恋愛感情や信頼関係を利用して暗号資産の送金を誘導
・ 「将来のための投資」などと称するケース
● なりすまし・フィッシング
・ 当社や他社を装ったメール・サイトに誘導
・ ログイン情報や認証情報を不正に取得
● 不正送金誘導
・ 「口座凍結解除」「緊急確認」などと称して送金を要求
■ 注意すべき「送金犯罪」の実態
送金犯罪は、いわゆる闇バイトのように意図的に犯罪に関わるケースだけではありません。
近年では、本人が犯罪と認識しないまま送金してしまい、結果として犯罪に関与してしまうケースが増えています。
● 具体的な例
・ 「投資のため」と信じて送金した資金が詐欺グループに渡る
・ 「利益を引き出すための手数料」と説明され送金する
・ 知人やSNS上の相手の依頼で資金を別の口座へ移す
・ 一時的に資金を預かり、別の宛先に送金する
・ 「報酬を支払うので送金を代行してほしい」と依頼される
・ 他人名義のウォレットや口座を経由させられる
これらは、本人にその認識がない場合でも、犯罪への関与(加担)と判断される可能性があります。
場合によっては、口座の利用制限や捜査対象となる可能性もあります。
■ ご注意いただきたいこと
・ 理由が不明確な送金や、不自然な宛先への送金は行わないでください
・ 他人の依頼による送金・資金移動の代行は行わないでください
・ ID・パスワード・認証コードなどを第三者に提供しないでください
少しでも不審に感じた場合は、いかなる理由であっても送金を行わないでください。
【ご参考】
政府広報オンライン「暗号資産の「必ずもうかる」に要注意!マッチングアプリやSNSをきっかけとしたトラブルが増加中」
金融庁・警察庁ポスター「ダメ!!「送金犯罪」」
金融庁・警察庁ポスター「気をつけて!詐欺かもしれません!」
